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目次
チョコレートの歴史(2)
では、引き続きチョコレートの歴史をご紹介します。
前回までのお話はこちら↓
イギリスにチョコレートハウスがオープン
1528年にスペインにチョコレートが伝わってから100年以上経ち、1657年イギリスのロンドンにチョコレートハウスがオープンします。
当時はまだカカオ豆は高価だったので、チョコレートハウスを利用する人は上流階級の人たちに限られていましたが、またたく間に評判となりチョコレートハウスは会合や社交の場に利用されるようになりました。
その後、徐々にカカオ豆の値段も下がり、イギリスのあらゆるところにチョコレートハウスがオープンし、多くの人々に広く知られるようになります。
ベルギーでプラリネの誕生
プラリネとは、ヘーゼルナッツやアーモンドなどのナッツ類をペースト状にして、カカオバターやさまざまなフレーバーを加え加工したもので、チョコレートの中身に使用されます。ベルギーのゴディバのチョコもプラリネが使われていますが、1粒数百円して高いですよね。ゴディバの商品の場合は、高級なヘーゼルナッツを焙煎し砂糖を加えて20ミクロンまで細かくし、長時間かけて熟成させるため大変手間のかかる作業なのだそうです。だから、あんなに高いんですね。
で、チョコレートの歴史に話を戻しますと、プラリネの発祥の地はやはりゴディバで有名なベルギー。1671年にプラスリン公爵のもとで働いていた料理人が、熱しすぎた砂糖が鍋から吹きこぼれて近くのボウルに入っていたアーモンドにかかっているのを発見。試しに食べた公爵はその美味しさに驚き、その新しいお菓子に自分の名をつけたそうです。こうしてプラリネの原型が誕生し、その後チョコレート職人がチョコを加え今のようなプラリネになりました。
お気に入りのチョコレート(2)ベルギーの老舗「ゴディバ」
ベルギー王室御用達チョコレートとして世界的に有名なゴディバ。創業は1926年で、ベルギー・ブリュッセルにマスターショコラティエのドラップス氏が自宅の地下室で開業したのが始まりです。
当時のお店の名前は「ショコラトリー・ドラップス」で、もともとは家族総出で切り盛りをしていた小さなお店でした。今のゴディバからは想像できないですね。
1937年に創業者のドラップス氏が亡くなり、わずか何ヵ月後で夫人も亡くなってしまいます。あとに残った4人の子どもたちは、お店を続けることを決意し、チョコレートの開発、マジパンやゼリーの制作、パッケージの開発、接客を担当と、兄弟で仕事を分担しました。
1945年にお店の名前を「ゴディバ」に変え、ブリュッセルのレオポルド2世通りに1号店をオープンさせます。「ゴディバ」という名前は、11世紀のイギリスの伯爵夫人レディ・ゴディバに由来するそうです。
1948年にはブリュッセル グランプラスにお店をオープンし、バラエティーに富んだ今までにないチョコレートを次々と発表。店内はディスプレイやラッピングで美しく装飾し、ゴディバは高級なギフト商品として知られるようになります。
バレンタインデーの時期になるとイオンでもゴディバが買えますが、普段はなかなか購入できません。でも、ゴディバのチョコレートもネットで買えるんですよ。
ときにはコーヒーと高級チョコレートでリッチな時間を過ごしたい方は購入してみてはいかがでしょうか。
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